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2016.04.24 | Daily

 

 

九州での地震があり自分にできることはそれほどはない。

とおくはなれたお世話になっている方々へのことを思い、自分の日常を生きることくらいかもしれない。

星野道夫さんのことばに、”想像する”ということばが幾度も記されています。
星野さんの想像は、過去や未来ではなく”今”です。

北極のシロクマに会うことがなくても、わたしたちはシロクマと今も同じ時代を生きている。
辿り着くことのない場所があっても、確かにその場所はそこにある。
見えないけれど、いま、存在している。

九州も、そこに自分はいないけれど、
確実に同じ「とき」を過ごしている人たちがいます。

直接はなにもできなくても、そこに思いをよせ、目の前にある日常を過ごし、
ここでできる限りのことができたらと、おもう。

それはささやかな日常のなかにもうすでにあり、いつも誰かや何かを想い生きることとおなじことなのだと思うのです。