Voice of sense – 自然のかたち –
サカキトモコさんをお迎えしてのVoice of sense が終わりました。
ともこさんのお話は1時間半にわたって、ヒンメリとの出会いのこと、麦わら彫刻のこと、そこに至るまでの偶然のようで必然であったインスピレーションの数々のこと、自然と繋がること、、、
たくさんたくさんお話をして下さりました。
「今日のお話は、ただみなさんとのシェアをするものなのかなと思っています。」
ということばがやさしく響きました。
”麦わら彫刻”というのがイベントの告知の文章でみなさんにどれほど伝わっていたのか、
もしかしてみんなヒンメリを作りにくる気持ちなのかな?とか、
いろんなことを含めて、どきどきわくわくしていました。
きっとヒンメリを作る気持ちで来た方も、ともこさんのお話を聞けば、
”麦わら彫刻”の世界へ入りたいとおもってくれるだろうと感じていたからです。
ひとつめ、ふたつめ、、、 基本の形を覚えたさきにある、みっつめの世界。
13人分の世界が広がって、どの宇宙もとてもすばらしかった。
大切なのは、自分の手の動きを信じて、自然の形にゆだねて、うごかしてあげること。
自分の世界をみえる形にすることは、ほんとうに美しい。
Voice of sense の「感覚の声をきいて、見える形にすること」を、ともこさんとご一緒できてとてもうれしかったです。
・・・
ともこさんとのお付き合いは10年(!)ととっても長いのですが、こうして一緒にお仕事ができて、深いお話がたくさんできたのも、ずっと前から約束していたかのような、準備して整えてもらっていたかのような時間でした。
SidheさんのHimmelは点と点を繋いでくれる場所。いつも贈り物のような時間をありがとう。
WSのお菓子は二種類。
ひとつはヒンメリの基本の形から、自然に手を動かして描いたクッキー。四大元素やフレーベル、六芒星やチャクラにも見えてくる。どれも天と地の間の、自然と繋がるためのかたち。
もう一つは「種のかがやき」というお菓子。
カカオマスに、豆乳やメイプル、寒天で固めたチョコレート。中にカルダモンの粒が入っています。
繭をたべているような、やわらかくて不思議な食感。
麻炭をまぶしたらきらきら輝いていて、種から生命のエネルギーを発しているようでした。
「そうだった。種はすでに命をもつ生きものだったんだ。」ということを、こうして出来上がったお菓子から気づかせてくれることがあります。
ともこさんの麦わら彫刻も同じように、手を動かしているときは何をしているのかわからなくて、後になって「あれはそういうことなんだなぁ。」と気づくので、やっている時は自分はいなくて「無」になっている。
同じことを感じていたなんて、今までのともこさんとの会話ではなかったこと。
わたしがやっとわたしに重なったような、とても長い旅をしてたどり着いたこと。
言葉とからだがようやく重なって、しみじみ実感しているところです。