しあわせの音

2015.12.10 | Sound

PIANO ERA 2015 へ行ってきました。

高木正勝さんの音を聴くことができたのは、

今の自分に必要なことだったのだと思う。

 

 

12年前に彼の音を聴いてから、映画やTVで耳にしていたけれど、

なぜ高木さんがスケールの大きい音の人なのかがその日ようやくわかった。
音が、コンサートホールでも全然収まらなくて、

始まってしばらくは受け止めるだけで必死だった。

 

 

彼の音はもっともっと広い、アフリカの大地のように自然のままで、
日の出と共に音がはじまり、日の入りとともに音が消える…
そんな雄大な時間の大きさの音だった。
だから映画音楽のような

エネルギーの大きい場所でないと収まらないのだと思う。

 

 

篠山に拠点を移されて、さらに残っていた皮が剥がれて、
高木さんは何も飾らない愛の人になっていた。
赤、ピンク、オレンジ、茶色…
彼のオーラは強く優しくゆるぎない大きな愛に溢れていて、

私たちはただただその音に包まれていた。

 

 

なんて自由な音なんだろう。
「翔ける」という言葉がとても似合う。

そしてLIVEの音はさらにみずみずしさに溢れていた。

 

 

今、彼はリラックスしてとても幸せなのだと

音から空気からすべてが伝わってきて、

そしてそれを私たちは無条件に受け取っていいのだと伝えてきてくれて、

うれしさがずっとずっとこみ上げていた。

 

 

 

冬のはじまりだったけれど、桜の花びらが音とともに降りてきた。