PlanetAのこどもたち

2017.05.11 | Inspiration

 

 

 

 

プラネットAは孤独な惑星だ

 

 

 

この小さな星に住むこどもたちは

遠い宇宙からの正体不明の通信を

夢にふけるとろりとした

水色の瞳で受け止める

 

 

 

 

メッセージを深く身体の奥で

反芻、反芻、そうしてまた

 

 

 

・・・そうしてまた、この夢みがちな瞳たちは

秘密のシグナルを 発信するのだ

遠く、はるかな、何億光年かなたのソラにむけて

 

 

 

 

きこえますか、きこえますか、

ボクらはここだよ、ここにいるよ、

きこえますか、きこえますか、きこえますか、…

 

 

 

 

(「PlanetAのこどもたち」より)

 

 

 

 

中学生の頃にはじめてこのことばをみたとき、

なんだかよくわからないけれど

身体じゅうがどきどきしたのを今もずっと覚えている。

懐かしい、あたたかい、やさしい声が

ここで生きるわたしにいつもメッセージを送ってくれていたようで

だからわたしもシグナルをいつも出していたことを思い出した。

いつもの日常がきらきらしたものに見えて、

自分の中にある自分だけの世界を知ってもらえたような気がして、ただただうれしい気持ちが満ち溢れた。