ひさしぶりに。

2016.06.24 | Daily

 

 

先週はお休みをいただいて、帰省をしていました。

90歳になった祖母の卒寿のお祝いと、

兄夫婦に赤ちゃんが産まれて会いに行くのが目的だったのですが、

ひさしぶりに家族親戚でゆっくりとした日々を過ごしました。

 

90歳になっても老眼にならない祖母はわたしの手紙も裸眼ですらすらと読み上げ、

「目ぇはな、悪(わろ)なってもな、また見えるようになるねんで。」

と笑顔でひとこと。

1時間前に連絡してもかろやかに来てくれる従姉妹達や、

仕事中でもわたしたちが来ることがわかるといつも抜け出して

会いに来てくれる伯父たちとささやかなひとときを過ごしてきました。

 

以前は驚くほど付き合いのよい親戚のベタベタした雰囲気が苦手だったのですが、

何十年経っても変わらずにいつも同じように集まってくれて、

同じように姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれる儀式のようなものが

今はありがたいな、ありがたいことなのだな、とおもいます。

 

・・・

祖母の手を握ったら、か細くてやわらかく、

姪の手を握ったら、強くたくましく握りかえしてきた。

会えるときに会いたいひとに会っておきたい、とまた強くおもいました。